歯科臨床研修
2025年度 金沢大学附属病院 歯科臨床研修プログラム
附属病院の特徴を生かし、必要な全身管理能力を養成しつつ歯科口腔外科全般の診断・治療について下記の診療内容に沿って研修します。
当科の特徴
教室員は北陸出身者に限らず、出身大学も北海道から九州まで全国各地から集まっています。
当院は地域の基幹病院として口腔顎顔面外科疾患の症例が豊富で、医学科の特徴を生かし、全身管理の必要な患者の安全な歯科治療に対する知識と技術も習得することができます。また、管理型プログラムとして関連病院の歯科口腔外科でも研修し、総合病院における歯科口腔外科医療も経験できます。さらに1年間の歯科口腔外科単独型と2年間の医科研修複合型があり、将来の幅広いニーズに対応できるプログラムが用意されています。
1年間のプログラム(歯科口腔外科単独型) [PDF]
2年間のプログラム(医科研修複合型) [PDF]
募集案内 [PDF]
研修資格と必要年限・大学院との関係
当科の研修期間は1年間の歯科口腔外科単独型と2年間の医科研修複合型があります。2年間の医科研修複合型は将来の口腔外科専門医を目指すプログラムで、3年目に大学院への入学を前提とします。1年目の研修は両プログラムともに共通で、医科研修は2年目に行われ、麻酔科・集中治療部(ICU)を3か月間、救急科、循環器内科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科をそれぞれ1か月間研修します。2年目の歯科口腔外科の6か月間においては、より高度な口腔外科診療を研修します。なお、1年間の歯科口腔外科単独研修修了者も大学院に進学は可能です。研究領域は口腔癌、口腔顎顔面変形症、顎関節症の3部門を中心に、本学基礎系医学研究科との共同研究も行っています。大学院在籍中に当院医員として臨床の経験を積むことや、希望すれば留学もできます。
診療内容(2022年 症例数)
初診患者数 : 3,046人 (歯科口腔外科疾患 1,899例、周術期口腔機能管理 1,147例)
再来患者数 :17,569人 (1日平均 64.8人:診療実日数 242日)
口腔外科疾患の概要(入院症例数:236例)
悪性腫瘍:28例
顎変形症:29例
顎関節疾患:7例
良性腫瘍・顎嚢胞:38例
顔面外傷:7例
歯性感染症:14例
埋伏智歯:75例
インプラント関連:6例
その他(プレート除去等):32例
スタッフ
職 名 | 氏 名 | 卒業年次 | 学 会 | 専門分野(口腔外科全般+) |
---|---|---|---|---|
教 授 | 川尻 秀一 | 1989年 | 指導医 | 口腔癌 |
准教授 | 加藤 広禄 | 1999年 | 指導医 | 口腔癌 |
講 師 | 大井 一浩 | 2000年 | 指導医 | 顎変形症/口唇口蓋裂/顎関節疾患 |
助 教 | 定梶 嶺 | 2012年 | 専門医 | 顎変形症/顎関節症 |
助 教 | 小林 泰 | 2013年 | 専門医 | 口腔癌/顎関節症 |
募集要項
希望される方はまず病院見学をお願いします。(見学のお問合せ先は下記参照)
募集人数:8名
歯科口腔外科単独型(1年間):4名
医科研修複合型(2年間):4名
応募方法
応募期間 2024年6月17日(月)〜8月30日(金)まで
応募書類 履歴書(写真つき市販のもの) + 在学中成績証明書
歯科口腔外科単独型、医科研修複合型のどちらに応募するのか明記してください。
書類提出先・お問い合わせ先
〒920-8641 石川県金沢市宝町13番1号
金沢大学附属病院歯科口腔外科
電話 076-265-2444(医局)FAX 076-234-4268
メールはこちら
選抜方法
書類審査、選考試験および面接から歯科マッチングプログラムに参加して決定される。
処遇
非常勤歯科医師として月額約30万円が支給される。
選考試験および面接
当院での選考試験は小論文および面接です。また、応募資格については選考試験前に必ず当院へ病院見学に来ていただくこととしています。新型コロナウィルス感染症の感染予防の観点等から、小論文の郵送とオンラインによる面接を予定しています。オンラインの面接は、2024年9月7日(土)10時からを予定しています。
小論文のテーマにつきましては、応募締め切り後に各受験生へEメールで送る予定です。
受験生の皆様には、何卒ご理解のほどよろしくお願いします。
歯科臨床研修に関する病院見学のお問い合わせ先
金沢大学附属病院 歯科口腔外科 大井一浩 講師
〒920-8641 石川県金沢市宝町13番1号
TEL:076-265-2444(医局)FAX:076-234-4268
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